弊社は、独立行政法人産業技術総合研究所との共同開発により、
リチウムイオン二次電池用の高性能負極活材として安全性に優れた硫化物ガラスの開発に成功いたしました。
従来から高い電池特性を示す材料として硫化物系材料を使用することが有効と考えられていましたが、
サイクル(寿命)特性、低温特性が十分得られないことなどの課題があり実用化は困難とされていました。
弊社は、耐水性・耐酸性に対して非常に高い特性を示す硫化物ガラスに着目し、
長年培った特殊ガラス素材開発技術を生かし、リチウムイオン電池の負極活材に応用する開発を進めてまいりました。
その結果、本材料は、負極活材として水や酸素に対して非常に高い安定性を示し、
低温下における動作でも内部短絡の原因となるリチウムデンドライトの出現が見られない等、高い安全性を有することが確認されました。
また、性能においても、従来のグラファイト系負極活材との比較において、
電池容量、充放電特性、サイクル特性などいずれにおいても上回る結果を得ることができました。
例えば、一般的な携帯電話の場合、現在充電時間に1時間以上を要しておりますが、弊社負極活材を使用した場合、3分程度で充電することが可能となるような特性が確認できております。
(※正極材との組み合わせ等、諸条件により変化します。)
今後、スマートフォンやタブレット端末といった高容量を要する電池や、
本格的な実用化が期待される電気自動車、産業用蓄電池などの分野への参入を目指します。
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